ストレートネック

ストレートネックとは?
人間の背骨はS字カーブを描いており、首は前側にカーブしていて、筋肉や靭帯が頭を支えています。しかし、そのカーブがなくなってしまい、本来の健康な首の角度は30〜40度のカーブが理想とされていますが、30度より小さくなってしまった状態がストレートネックです。
ストレートネックには、骨性と筋性の2種類があります。筋性のストレートネックは、悪い姿勢が続くことにより、首や肩周りの筋肉が固まってしまうことが原因で起こります。一方、骨性のストレートネックは、その筋性のストレートネックが続くことにより、首の骨(頸椎)自体が歪んでしまうことによって発生します。
ストレートネックの根本原因は?
ストレートネックは、長時間のスマホやパソコン作業をしている方々に多く見られ、主に日常生活での前屈み姿勢から生じると考えられます。簡単に言うと、日常生活の悪い積み重ねが原因で引き起こされ、湾曲しているはずの頚椎が真っすぐに伸びてしまっている状態です。
ストレートネックになると、首や肩のこり、頭痛、首を動かすと痛みや痺れが出るなど、様々な症状が現れることがあります。
ストレートネックの主な原因は日常生活の中に潜んでいます。長時間の猫背姿勢で頚椎の湾曲が消失し、背骨周辺の筋緊張によって首がまっすぐに固まってしまったり、寝ている時の姿勢も首の負担になることがあります。
ストレッチや姿勢の見直しなどを行うことで、良い体の状態を保つことが予防にもつながる可能性が高いです。
こんなお悩みはありませんか?
肩こり
首こり
頭痛
手の痺れ
耳鳴り
めまい
これらのような症状が起こっている場合、あなたもストレートネックかもしれません。
頭を支える首への負担が強くなり、首や肩周りの筋肉が緊張することで血行不良を起こし、首や肩のこりや痛みに繋がります。
肩こりなどで筋肉が緊張し、首の血管や神経が圧迫されると、頭に血液や酸素が十分に届かず、頭痛やめまいなどが起こることがあります。
首から背中にかけての筋肉が緊張してしまうと、体の表面を通る神経が圧迫され、指先や手、腕などにしびれを引き起こすこともあります。
また、首には脳と体をつなぐ自律神経も通っているため、そこが圧迫されると、不眠や不安感といった自律神経失調症のような症状が起こる可能性もあります。
ストレートネックに対する当院の考え
ストレートネックの対応として、まずは首周りの筋肉の硬さを取ることが大切です。特に、胸鎖乳突筋という首の前から横にかけてある筋肉を緩めてあげることが重要です。矯正を行うことで、正しい位置に骨を戻すことも大切ですが、基本的にはストレッチで首を伸ばしていきます。
ストレートネックになる原因は、スマホやパソコン作業から生じる猫背や下を向いての作業が影響しています。これにより、胸周りの筋肉である大胸筋や背中周りの広背筋を伸ばすことにより、巻き肩を軽減できる可能性があります。
自分で注意できることとして、長時間同じ姿勢を取らないように指導したり、仕事の合間にストレッチをこまめに行うように促します。
ストレートネックはなぜ起こるのか?
ストレートネックになる原因はさまざまですが、ストレートネックは「スマホ首」とも呼ばれ、主な原因はスマホの見過ぎです。そのため、スマホの普及に伴い、ストレートネックの症状が増加傾向にあります。
人間の頭は体重の約10分の1程度の重さがあると言われており、重力の影響で常に首に負荷がかかります。
頚椎のアーチがしっかりしている場合、首にかかる負荷は約5㎏程度ですが、顔を前に傾ける角度が大きくなるにつれて、首にかかる負荷が増加します。
例えば、頭を前に30度傾けた場合、首にかかる負荷はおよそ18㎏にまで増えてしまいます。このような状態が続くと、首の筋肉が緊張し、硬くなった筋肉によって頚椎が引っ張られ、徐々に首の骨がまっすぐになってしまうのです。
また、身体に合わない寝具を使用していると、寝ている間も常に頚部が圧迫されることとなり、首周りの筋肉が硬くなり、ストレートネックになるリスクが増します。
ストレートネックを放っておくとどうなるのか?
まず、よく見られるストレートネックの症状について説明いたします。
ストレートネックになると、頭の重みが首や肩にのしかかり、首こりや肩こりの症状が現れます。また、ストレートネックによって首や肩の筋肉が硬くなると、筋肉が硬くなることにより血管が圧迫され、脳へと送られる血液量が減少します。そのため、放置してしまうと、緊張型頭痛や片頭痛のリスクが高くなる可能性があります。
ストレートネックになると、身体だけでなく、精神面にも悪影響を及ぼす可能性があります。
最近の研究では、首や肩周りの筋肉が硬くなることで、自律神経のバランスが乱れることがわかっています。それを放置すると、自律神経失調症やパニック障害、うつ病などを発症するリスクも高くなることが指摘されています。
ストレートネックに効果的な当院の施術メニューは?
当院でストレートネックを軽減したい場合、全身骨格矯正をおすすめいたします。
ストレートネックの原因である首のカーブを元に戻すだけでなく、首や肩の筋肉を緩めて、今後の辛さが出ないようにする効果が期待できます。また、首だけでなく、足首や骨盤の歪みも整える施術となっていますので、さまざまな症状に幅広く対応できます。
次に、ドライヘッド矯正です。こちらは首や頭に特化した施術となっており、首の筋肉を緩めたり、頭蓋骨の歪みを整えることができます。そのため、首の可動域が広がり、ストレートネックの軽減が期待できます。
一回の施術だけでも効果を感じていただける施術メニューとなっておりますので、ぜひ一度お試しください。
その施術を受けるとどう楽になるの?
まず、ストレートネックの対策として、首や肩周りの筋肉の硬さを取ること、首のカーブを作ること、そして姿勢を整えて首の負担を減らすことが大切です。これらのポイント全てをカバーできる施術が、先ほど説明した全身骨格矯正になります。首や肩の筋肉を柔らかくし、現在出ている症状を軽減するだけでなく、日常生活での姿勢を改善することができます。そのため、今後の辛さが出にくくなったり、根本的な解決が期待できる可能性があります。
もう一つご紹介したドライヘッド矯正では、姿勢の改善は行えませんが、その分、首に特化した施術となっています。すぐにストレートネックの辛さを軽減したい方におすすめのメニューです。
ストレートネックを軽減するために必要な施術頻度は?
ストレートネックを軽減するためには、身体に正しい状態を覚えさせることが重要です。そのため、施術の頻度は多い方が良いです。
人間の身体の筋肉や骨格は、正しい状態に動かしたとしても、施術を始めた最初の期間では、長くても3日程で症状が戻ってしまう方が多いです。
そのため、当院では3日以内、長くても1週間以内での施術頻度を推奨しています。
さらに、人間の身体の変化の周期は約3ヶ月周期となっているため、少なくとも3ヶ月以上は施術を続けて症状の軽減が期待できます。