悩みタイトル

膝を曲げると痛い
→膝は基本曲げたり伸ばしたりする関節ですが、膝の軟骨組織である半月板、膝内部の靭帯組織の前十字靭帯や後十字靭帯に何かしらの異常があると、関節が変形して膝の曲げ伸ばしで痛みが出てしまったり、膝が痛くて伸ばしきれないなどの症状が出てきます。

階段の上り下りが痛い
→階段の上り下りの痛みのみで変形性膝関節症とは言えないですが、変形性膝関節症でも階段の上り下りで痛みは出てきます。膝の半月板などに異常が生じてきたり擦り減ったりしてしまうと膝のクッション性がなくなるため、特に階段の下りで痛みが生じます。

膝に水が溜まりやすい
→膝の半月板が変形してしまうことで微細な刺激が膝の中に発生します。膝の関節の内側に傷がついてしまうと、その傷を修復するために関節内の水が過剰分泌されてしまい、水が溜まってしまいます。

何もしていないのに膝に熱感がある
→上記のように、微細な傷ができることにより炎症が起きてしまいます。

膝周りの筋肉が異常に硬くなる
→膝に異常があると、膝を守るために膝周りの筋肉が緊張し守ろうとします。

変形性膝関節症に対する当院の考え

当院では膝の痛みを訴える患者様が数多くいらっしゃいますが、その中で変形性膝関節症の方が大半を占めております(その他には外傷も多いです)。

変形性膝関節症は病理的に問題がある状態で、本来であれば変形がひどい場合は整形外科で手術し、人工関節にすることが適切な例もあります。

しかし、変形が始まってしまうと治すことが難しいですが、変形する速度を遅くすることが可能です。また、整形外科との連携も必要だと考えており、患者様にとって最良の施術や提案を行っていきたいと思っております。

変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか

変形性膝関節症を放置すると、膝の様々な組織が変形し、痛みや炎症が悪化し、最終的には手術が避けられない状態になります。
手術を受けることになると入院やリハビリが必要であり、それには時間と費用が非常にかかります。また、手術を受ける年齢によっては複数回の人工関節交換手術が必要になったり、痛みを完全に取り除くことが難しくなることもあります。

症状や経済的な側面からも、放っておいていいことは一つもありません。違和感や通常と異なる感覚があれば、早めにお近くの医療機関を受診することをお勧めいたします。

変形性膝関節症の軽減方法

変形性膝関節症の症状を軽減させるためには、いろいろな方法があります。

変形性膝関節症に限らず、まずは膝周囲の筋力を向上させ、安定性を高めることが重要です。
続いて、血流を良くし、膝の関節周囲や関節内に栄養を届けることも大切なポイントです。血流の向上に加えて、足の関節や腰、股関節周りなどの調整、そして自律神経の調整も症状軽減につながります。

一つの症状を軽減するためには全身からのアプローチが必要です。当院では、変形性膝関節症などの疾患に対して全身をくまなく触診し適切な施術を行って症状の軽減に努めておりますので、症状のある方はぜひご相談ください。

変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?

変形性膝関節症の症状を軽減させるために、当院では様々な施術メニューを提供しております。

まずは、膝周りの筋肉のトレーニングとして「楽トレ」という電気の力によって行う筋トレがあります。
続いて血流を上げる目的で「血流改善プログラム」、足の関節の調整で「足の極み松竹梅」、「筋膜ストレッチ」で足の筋肉を緩めてあげることも重要ですし、「骨盤はがし」で股関節周りの血流や筋肉神経を緩め、膝に負担をかけない方法もあります。さらに、「全身矯正」も膝に対して効果が期待できる施術の一つです。

どの施術メニューを選んでいただいても、私たちは症状の軽減に導くことが可能です。
ただし、患者様によって受けられない施術もあります。その場合は問診や触診、視診などで判断し患者様に合った施術を提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

その施術を受けるとどう楽になるのか

患者様が最も受けられるメニューは「全身矯正」です。

全身矯正は基本的に背骨の不調和を調整し、神経伝達や緊張した筋肉をほぐすことができます。このアプローチにより下半身の症状が軽減され、股関節の可動域や全身の動きが滑らかになり、膝への負担とともに痛みも軽減されることが期待できます。

ただし、変形性膝関節症の症状が重い場合、2〜3つのメニューを組み合わせて行うことがお勧めです。症状に合わせて最適なアプローチをご提案させていただきます。

変形性膝関節症を軽減するために必要な施術頻度は?

変形性膝関節症の症状を軽減させるためには、週に3~4回の頻度での施術が必要です。

そもそも変形性の疾患は進行性のものが多く、来院頻度が少ないと施術を行っても変形が進行してしまう可能性があります。来院頻度が多ければ多いほど、変形による痛みはもちろん、変形の進行を遅らせたり抑えたりすることが可能です。

症状の軽減と変形性膝関節症の進行を抑制するためにも、積極的な施術が重要です。