悩みタイトル

朝起き上がったら背中に激痛が走った
いすから立ち上がったら背中に激痛が走った
長時間同じ体勢で背中のハリが気になっていて、身体を急に動かしたり、一定の角度に傾けたり、捻ったら痛みが出た
重たい物を持ったり、下を向き物を拾ったら背中に激痛が走った
上にある物を取ろうと腕を伸ばしたら、背中に激痛が走った
くしゃみや咳などふとした瞬間、急に背中に激痛を感じて動くことが出来ない
背中を刺されたような痛みが走り、息を吸うとさらに痛む

このような症状でお悩みの方は、『ぎっくり背中』かもしれません。

ぎっくり背中に対する当院の考え

ぎっくり背中は、筋肉の損傷によって筋繊維や筋膜が損傷し、炎症が起こる状態です。この状態は肉離れと同様の状態であり、適切な処置を受けないと痛みの範囲が広がり、可動域も制限され、再発のリスクも高まります。

一般的に、炎症期は72時間と言われており、この期間は安静にすることが重要です。
身体の体勢としては、横向きで背中を丸め、膝を曲げた状態が背中に負担がかかりにくい姿勢とされています。

炎症期を過ぎると、ぎっくり背中の要因としては筋肉の柔軟性の低下や肩甲骨の可動域の制限などが挙げられるため、これらの要素にアプローチすることが重要です。

ぎっくり背中を放っておくとどうなるのか

ぎっくり背中を放置しておくと、脳や脊椎に悪影響を与える可能性があります。ぎっくり背中は筋肉の損傷によって起こるため、放置すると痛みに敏感になったり、将来的には動きに制限が生じる場合があります。

脳や脊椎には中枢神経があり、その部位が傷つくと痛みを感じる信号が正しく伝わらず、無痛の状態でも痛みを感じることや、麻痺した部分に痛みを感じることがあります。
このような状態が慢性的な痛みの原因となることもあります。

さらに、慢性的な痛みを放置すると、心身の健康に悪影響を与える可能性があります。慢性的な痛みは心身の消耗を引き起こし、不眠症、食欲不振、集中力低下、イライラなどの症状を引き起こし、うつ傾向につながることがあります。

また、背中の筋肉が体に与える悪影響としては、背中の筋肉が縮んでしまい、背筋を伸ばすことができず常に猫背の状態になる可能性があります。これにより内臓の機能低下が起こる可能性もあります。

ぎっくり背中の軽減方法

初期の段階では炎症が起こっているため、まずはアイシングを行います。熱感や腫脹、発赤がなくなったら、遠赤外線や指圧などを使用して筋肉の緊張をほぐしていきます。
炎症は通常72時間で自然に引いていくと言われていますが、緊急の場合で体を動かさなければならない場合には、鍼施術を行い痛みの軽減を優先的に行います。
鍼施術では痛みだけでなく筋緊張の緩和も可能なため、初期の段階では非常に効果的な施術方法です。

ただし、筋肉の緊張には必ず原因があり、その多くは姿勢の不良によるものです。再発を防止するためには、姿勢の改善が重要です。
具体的には、患者さんの体の状態や筋緊張の原因に合わせて猫背矯正や全身矯正の姿勢調整を行います。これにより、筋肉の緊張が起こりにくくなり、再発を予防する施術を行います。

以上のようなアプローチにより、ぎっくり背中の症状軽減や再発防止に取り組んでいきます。ただし、個々の症状や状態に合わせた適切な施術プランが重要なため、お気軽にご相談ください!

施術を受けるとどう楽になるのか

『マイクロカレント』は、微弱な電気が筋肉に流れることによって組織の修復作用を促す効果が期待できます。この効果により、ぎっくり背中の症状軽減に役立つと考えられます。

『肩甲骨剥がし』は、ぎっくり背中の症状の軽減だけでなく、予防にも効果的です。急な運動によって肩周りが冷えることからぎっくり背中が起こりやすくなる場合には、肩周りの血流を促進することで身体を冷えにくくしていきます。これにより、温熱療法の効果も増大し、効果の持続性も向上するでしょう。
また、肩甲骨剥がしは、肩甲骨周辺の筋肉の柔軟性を向上させるため、ぎっくり背中だけでなく肩周辺の怪我の予防にも役立ちます。

軽減するために必要な施術頻度は?

ぎっくり背中の施術においては、適切な治療を行わないとなかなか軽減せず、再発しやすい状態になる可能性があります。そのため、適切な頻度での来院が重要です。

初期の炎症期では、炎症があり悪化もしやすいため、毎日の来院が最も良いです。最低でも二日に一回の受診が必要と考えております。
炎症が治まり、筋緊張を取っていく施術では、まだ筋肉の緊張が起こり、痛みが戻りやすい時期です。そのため、三日に一回の施術が必要です。
最後に姿勢の施術を行う際には、最低でも週に一回の施術をお勧めしております。

もし施術中以外の場所でまた痛みが出てしまった場合には、ぎっくり背中は再発しやすいため迅速な施術が必要となります。

ただし、具体的な施術頻度は個人の状態や進行度によって異なる場合がありますので、ご不安な場合はお気軽にご相談ください!